ポスティングは消費者にとって身近な宣伝方法である上に、他の宣伝方法に比べて安価に出来ることが特徴です。
ポスティングをすることでどういったメリット、デメリットがあるのかまとめました。
今後、宣伝方法としてポスティングを検討している方はぜひ参考になさってください。
ポスティングのメリットについて以下の5点でまとめました。
1 手に取ってもらえる
2 配布するエリアを細かく指定できる
3 アプローチできる年齢層が広い
4 多様な配布方法から選べる
5 サンプルの配布もできる
ポスティングは、受け取ってほしい人が住んでいる家のポストに投函するため、ポストからチラシを取り出す際に確実に手に取ってもらうことができます。
手に取ってチラシの内容を確認してもらうことで、その人の興味関心のある事柄であれば次の行動に繋がる可能性がでてきます。
新聞の折り込みチラシとして封入する場合は、新聞の販売店がカバーしているエリアごとに絞り込みになりますが、ポスティングの場合は、町丁目まで指定できるのでより限定した世帯にチラシを配布することが可能です。
また、住宅の所有形態や築年数などがわかる建物データや、ECサイトの購入データをもとに配布することも可能です。
そのため、ターゲット層が限定されているチラシは、ターゲット層に特化したポスティングをすることが出来ます。
ポスティングは新聞配達に同梱されているチラシとは異なり、希望すれば配布禁止の住居以外はすべての住居のポストに投函することができます。
そのため、そのエリアに住む様々な年齢層の消費者にアプローチすることができるのが魅力で、普段インターネットを使用しない高齢者にも情報を届けることが可能です。
ポスティングと一口にいっても配布方法は様々な種類があります。
代表的なものが以下の4つの方法です。
・標準配布
別名ローラー配布と呼ばれる配布方法で、指定配布エリア内の住宅や事業所のポストに区別せず
配布します。(配布が禁止されている建物は除く)
とにかくたくさんの人にチラシをみてもらえるため、ポスティングの中でも最も一般的な配布方法です。
キャンペーンやイベントの案内など幅広いターゲット層の方に配布したい場合に最適です。
・一軒家指定配布
指定配布エリア内の戸建てのみに配布します。
ターゲット層が30代以上の場合は、他のチラシに埋まってしまうことが少ないこの配布方法がおすすめです。
戸建ては長く住んでいる人が多いため、中長期的に利用する可能性がある店舗などのポスティングに向
いています。
・集合住宅指定配布
アパートやマンションなどの各戸のポストに投函します。
一軒家に比べて1人暮らし世帯などの若い世代をターゲットにする方におすすめです。
・会社・店舗以外配布
店舗や商業ビル、事業所以外のポストに投函します。
個人あてに配布するので、家で使えるもののチラシに適しています。
他の宣伝方法とポスティングの大きく違うところは、チラシとあわせてサンプルも配布できるところです。
チラシのみ配布する場合に比べて費用はかかりますが、他の投函物と比べてインパクトがあるのでチラシを読んでもらえる可能性が高くなります。
サンプルはポストに投函できるサイズであれば配布できるため、色々なサンプル配布にも利用できますね。
ポスティングのデメリットについて以下の3点でまとめました。
1 トラブルが発生する可能性がある
2 配布できないエリアがある
3 一定の配布期間が必要になる
ポスティングは消費者の手に直接届くため、他の宣伝方法に比べてクレームが起きやすいことも特徴です。
代表的なクレームに以下の8つがあります。
・配布禁止の世帯に配布してしまった
ポストに「チラシお断り」や「チラシ等を投函しないでください」などといって注意書きが記載されている家を目にしたことがあるかと思います。
そういった注意書きを無視して投函するとクレームに繋がってしまいます。
また、夜間にポスティングをする場合は、暗くて注意書きが見えない場合もあるので日中に配布することをおすすめします。
・チラシを投函してほしくない(注意書き等していない場合)
注意書き等をしていなくてもチラシの投函を拒否している世帯もあります。
集合住宅では管理人さんが常駐している際は、チラシを配布する旨を伝えてから行うと安心です。
管理人さんが常駐していないマンションでは投函する際にポストの中に他のチラシが入っているかを確認
して入っていれば投函しても問題ないでしょう。
ポスティングを専門に請け負っている会社では、チラシの投函を拒否している世帯をデータでまとめている
ので、そういった会社にポスティングを依頼するのもクレーム回避の方法の1つです。
・過去に投函禁止と依頼されていたのに投函してしまった
前回チラシを投函した際に次回以降の投函をしないよう依頼されていたにも関わらず、投函してしまったとクレームがはいることもあります。
配布する前に配布を禁止している世帯のリストを確認し、どの住所のどの物件なのかを必ずチェックしましょう。住所だけだと間違えてしまう可能性もあるので、集合住宅の場合は建物名を、戸建ての場合は表札の名前を確認して判断しましょう。
また、実際に配布する配布員を該当の建物まで連れていき、配布してはいけないポストを一緒に確認するのも配布するミスを防ぐ方法の1つです。
・雨で濡れてしまった
チラシを完全にポストの中まで入れない場合や、配布した日が悪天候だった場合、チラシが濡れ、配布したチラシが濡れていたせいで他の配布物も濡れてしまいクレームになるケースがあります。
配布していた時間が晴れていても時間がたつと雨が降る可能性もあるので、完全にポストの中にチラシを入れること、悪天候の時はポスティングをしないようにしているとクレームが回避できます。
・同じチラシが複数枚入ってしまった
ポスティングを複数人で分担する場合は重複して配布や、1人の人が配布していても重なったまま複数枚投函してしまうことがあります。
複数人で配布する際は、事前に重複しそうなエリアは誰がポスティングするか地図と住所を照らし合わせながら話会うことが大切です。
また、配布する際は指サックをするなどして複数枚投函しないよう注意しましょう。
・廊下などの共有部分にチラシが散らばってしまった
チラシを完全にポストの中に入れ込まずにポスティングして、風で廊下などの共有部分にチラシが散らばってしまうこともあります。
チラシはポストの奥にしっかりいれることが大切です。
・道路にチラシが散らばってしまった
バイクや自転車でポスティングしている際は、荷台に入っていたチラシが飛んでしまうことがあります。
ヒモで縛っただけでは飛んでしまうので袋などに入れてからヒモやゴムなどで縛ると安心です。
・チラシが捨ててある、置き忘れている
ポスティング中に他のことに気を取られるとまとめて置いておいたチラシを忘れてしまうことがあります。
本人が「置き忘れている」認識でも他の人からみたら「捨ててある」と思われてしまうので置き忘れには注意しましょう。
ポスティングのデメリットは、配布出来ないエリアがあることです。
チラシの配布を禁止している家や建物には配布できないため、ターゲット層が住んでいることが分かっていてもチラシをみてもらう機会がないのはもどかしいですね。
チラシの投函を拒否している家に無理やりポスティングをすると住居侵入罪などに抵触する可能性があるので注意してください。
ポスティングは配布エリアの広さにもよりますが、配布が完了するまで一般的に1~2週間程度の配布期間が必要です。
また、雨などの悪天候でこの日程よりも遅くなる可能性もあります。
そのため、急いで宣伝したい場合の方法としては適していないかもしれません。
ポスティングを効率よく実施するコツは以下の3点です。
1 目的を明確にする
2 ターゲットに合わせたデザインを練る
3 効果測定をする
効率的に、より効果的なポスティングをするためには目的を明確にすることが大切です。
ポスティングのターゲット層はどこなのか、新規顧客の獲得を目指すかリピート顧客を呼びたいのか、どのような内容のチラシを作成するのか戦略を練ることが大切です。
ターゲット層によって興味を引く色味やデザインが異なります。
伝えたいことが目立つようにキャッチコピーを入れることもおすすめです。
文章だけではなくイラストや画像なども入れて読み手が読みやすいチラシを作成しましょう。
ポスティングはポストに投函して終わりではなく、ポスティング後にどの程度効果があったのかを調べることが大切です。
そのデータに応じて繰り返しポスティングを実施することでより効果的なポスティングが出来ます。
ポスティングの効果測定は費用対効果を測定する目的もあります。
宣伝費用に見合った効果が出ているのか確認し、成功につなげる動きが大切です。
ポスティングをする際には具体的にどのような点を注意すればよいのでしょうか。
ポスティングのデメリットで記載した点以外での注意点は2点です。
・ポストがいっぱいになっている家には投函しない
郵便物などが溜まってしまってチラシが入れられないポストには無理に投函をするのはやめましょう。
長期で留守をしている空き家になっている可能性があります。
貴重なチラシが無駄になりますし、無理やり投函しようとしてポストからはみ出してしまうとクレームに繋がります。
・早朝、夜間のポスティングは避ける
ポスティングは住民の迷惑にならない時間に行うことを心がけましょう。
早朝や深夜は不審者と勘違いされる危険や、投函拒否のポストに気づかないリスクもあります。
また、通勤などで住人が多く出入りする時間も避けたほうがよいでしょう。
ポスティングは他の宣伝方法に比べて安価で身近な方法ですが、メリットとデメリットをよく理解した上で行うことが大切です。
自分がチラシを受け取る側になった時にどういったポスティングをされたら気持ちが良いか、を考えてみるのもより効果的なポスティングに繋がるかもしれませんね。
特にクレームになりやすい事象も細かくまとめたので、本記事がポスティングを検討している方の参考になれば幸いです。
他にも幼稚園・保育園イベントや幼稚園・保育園モニタリングを行っているのでぜひご覧ください。
株式会社エンジン
代表取締役 常盤 亮太
世の中の原動力となるような会社にしたい。
その想いから社名を「エンジン」と名付けました。
また、人と人の縁を大切にし、仁義を重んじること。
そして、円陣が組めるくらい、そんな人間の集団を創っていくこと。
そんな想いも込めています。
当社では、企業=人という考え方が根底にあります。
世の中の原動力となるような会社は当然ですが素晴らしい企業であり、
素晴らしい企業であれば、素晴らしい人間の集団であると思っています。