「モニタリング」と聞くと何かを観察したり記録したりするイメージのある方が多いと思いますが、実は販促業界では少し意味合いが異なります。
モニタリングは重要なマーケティング手法の1つであるため、販促企画担当者は基礎知識として理解してくことをおすすめします。
今回は、モニタリングがどのようなものか分からない方向けに、モニタリングとは何か、モニタリングを行うメリット・デメリットなどをご紹介します。
販促業界でいうモニタリングとは、試作品や新商品などを無作為に選出した複数人に実際に使ってもらい、率直な意見や感想を収集する調査方法です。
選出された人は「モニター」と呼ばれるため、モニター調査ともいわれています。
モニタリングで選ばれるモニターの基準は、基本的に商品に対するターゲット層の中からランダムで選出され調査の依頼が行われます。
ターゲット層が幅広い場合は、世論調査のようにエリアや世代ごとで均等に選出する場合もあります。
モニタリングの方法はいくつかあり、ネットや郵送で行われる場合や複数人のグループでインタビューを行うケースもあります。
また、モニタリングを代行して行ってくれる業者もあります。
モニタリングと並列して行われるマーケティング手法の1つに、「サンプリング」があります。
サンプリングとは、試供品をターゲット層である消費者に無料で配布し、商品自体の宣伝をするという方法です。
ターゲット層の消費者に商品を試してもらうという点ではモニタリングと同じですが、サンプリングはあくまで宣伝や新規顧客獲得を主な目的にしています。
マーケティングで使われるサンプリングとは
サンプリングを行うための手法について解説
やはり、モニタリングを行う一番の目的は「消費者のニーズを正しく把握すること」でしょう。
消費者に、商品やサービスを使ったときの感想や意見を集め、商品・サービス改善や新商品開発の参考などにします。
モニタリングの目的とは?企画・調査の3つのポイントでは、より詳しく目的について解説するとともに、モニタリングをする上で押さえておきたいポイントについても解説しています。
ぜひ確認してみてください。
モニタリングはマーケティング手法としてよく使われますが、メリットとデメリットがあります。
モニタリングのメリットは、消費者目線での率直な意見を集められるため改善や商品開発などに活かすことが出来ることです。
マーケティングを行ううえで、顧客のニーズを把握することは非常に重要なことです。
モニタリングを行うことにより、実際に商品を使った消費者の意見を聞くことができるため経営戦略にも大きく役立つでしょう。
また、ネットを使ったオンラインのモニタリングであれば、データをそのままシステムに蓄積して集計・分析がしやすくなります。
モニタリングのデメリットとしては、調査方法によっては大きなコストがかかる可能性があるという点があります。
例えば郵送でのやりとりでモニタリングを行う場合、郵送料や結果を集計するための人員などが必要になります。
モニターの選出にも条件を絞り込んで依頼をするという手間がかかり、想定している人数が集まらないこともあります。
また、選出するモニターの属性や考え方に偏りが出てしまった場合は、正確な情報を得られなくなってしまいます。
いかがでしたでしょうか?
モニタリングとは、ターゲット層からランダムに選出されたモニターに試作品や新商品を実際に使ってもらって意見をもらう調査法です。
商品の開発や改善、経営戦略にも大きく役立つため、ユーザーのニーズを知る手段としては有効です。
ただし、モニタリングの方法を誤るとコストだけが大きくかかってしまうということもあるので注意が必要です。
他にも幼稚園・保育園イベントや幼稚園・保育園モニタリングを行っているのでぜひご覧ください。
株式会社エンジン
代表取締役 常盤 亮太
世の中の原動力となるような会社にしたい。
その想いから社名を「エンジン」と名付けました。
また、人と人の縁を大切にし、仁義を重んじること。
そして、円陣が組めるくらい、そんな人間の集団を創っていくこと。
そんな想いも込めています。
当社では、企業=人という考え方が根底にあります。
世の中の原動力となるような会社は当然ですが素晴らしい企業であり、
素晴らしい企業であれば、素晴らしい人間の集団であると思っています。