サンプリングとは、商品を無料で配布し、その良さを実際に体験してもらうことで、認知向上と、購買意欲を呼び起こすことを目的としたセールスプロモーション手法のひとつです。
本記事では、サンプリングを行う目的からターゲット、サンプリングに向いている商品、そして具体的に配るべきものについて解説します。
販促活動の一環として、サンプリングを検討している担当者の方はぜひ参考にしてください。
サンプリングの目的は、商品の認知度を向上させる、購入を促進させる、リピーターを育成するなどが挙げられます。
最近では、SNSの普及も影響し、ブランディングの向上や口コミ(シェア)による拡散を目的に実施されることも増えてきました。
ほかには、サンプリングを実施することが市場調査の一環となることもあり、たとえばサンプリングと同時に簡単なアンケートを取れば貴重な生の声を収集できます。
いずれにしても、実際に商品を試してもらう、あるいは試飲や試食を通して、商品の特徴やメリットを体感してもらい、購買意欲の促進、顧客の獲得に繋げる訴求が目的といえるでしょう。
サンプリングを実施するうえで知っておくべき3つの目的を紹介。
サンプリングはターゲットを絞り込んで展開することが多いです。
ターゲットを絞り込むには、商品を買ってほしい人物像(ペルソナ)や販売価格・エリア・チャネルなど、多くの要因によって決定していきます。
一方で、細かな設定をせずに幅広く展開することもありますが、ターゲットを明確にしてサンプリングする方がより精緻なデータも獲得できるため費用対効果が高いと言えるでしょう。
また、新商品なのか既存商品なのか、商品の特性によってもターゲットが異なってきますので、対象に関わらず、なぜその層をターゲットにするのかを明確にすることが大切です。
認知や購入に繋げたいターゲットを明確にすることで訴求すべきポイントや訴求方法も変わってくるからです。
たとえば、子ども向けの健康食品でサンプリングを展開する場合、訴求したいのはママ層と設定します。
サンプリング時には、商品だけでなく「忙しい中でも簡単に栄養をお子さんが補給できる」などの、「その商品が持つ付加価値」をテキストやイラストで想起させ、幼稚園などで先生からお子さんに商品をサンプリングされれば、ほぼ確実にママ層へ商品が届きます。
先生から受け取っているということで信頼感も増し、認知向上とブランディングにも繋がりやすいでしょう。
このようにサンプリングを展開する場合は、ターゲット層を絞り込み、それにあった方法を選択することが大切です。
サンプリングが向いている商品は、食料品や飲料、健康食品、さらに化粧品や日用品です。
食料品や飲料は、実際に口にしてみないと自身の好みに合っているかどうかわからないため、体感できるサンプリングとは親和性が高いといえるでしょう。
また、いずれの項目にも共通する点ですが、日常的に長期にわたって使用する商品にもサンプリング広告は効果的といえます。
そのため、無料で実際の商品を体験できるサンプリング広告を活用すれば、より消費者の購買意欲を促進できるでしょう。
サンプリング商品として配布に適しているものは試供品、現品、チラシ、ノベルティなどです。
なにを配るのかは、サンプリングの目的や商品によって異なります。口にするものであれば、試供品か現品がおすすめ、といった具合です。
仮に、商品そのものを配布できない場合、たとえば新型家電などであれば、チラシや付随したノベルティなどで代用して認知度を上げていくこととなるでしょう。
サンプリングをせっかく用意したのに受け取ってもらえない…そういった状況は誰もが避けたいでしょう。
サンプリングの受取率を上げるには、場所やタイミングなどコツが存在します。
これらを事前に把握しておくことで、効果的なサンプリングが期待できるでしょう。
気になる方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
サンプリングには向いている商品があり、かつ目的やターゲットに応じてサンプリング方法も変わってきます。
実際にサンプリングで配るものは商品特性に応じて使い分けましょう。
他にも幼稚園・保育園イベントや幼稚園・保育園モニタリングを行っているのでぜひご覧ください。
株式会社エンジン
代表取締役 常盤 亮太
世の中の原動力となるような会社にしたい。
その想いから社名を「エンジン」と名付けました。
また、人と人の縁を大切にし、仁義を重んじること。
そして、円陣が組めるくらい、そんな人間の集団を創っていくこと。
そんな想いも込めています。
当社では、企業=人という考え方が根底にあります。
世の中の原動力となるような会社は当然ですが素晴らしい企業であり、
素晴らしい企業であれば、素晴らしい人間の集団であると思っています。