ルートサンプリングは店舗や施設などのルート(決まった場所)を利用し、ある程度の利用者層を把握した上で狙った人に商品を試してもらえます。
サンプリングの中でも最も使われている手法で、具体的にどのような効果が得られるのか気になる人もいるのではないでしょうか?
そこで今回はルートサンプリングのメリットについてご紹介します。
メリットについては以下の3点です。
1つずつ確認していきましょう。
ルートサンプリングとは、施設や店舗といった決まった場所(=ルート)を利用するサンプリング手法です。
場所をある程度限定するのが特徴で、ある程度利用者の年齢層や性別、趣味などを特定することができます。
サンプルの配布場所と相性のよい層をターゲティングすることで、街頭サンプリングなどよりも効果が期待できるというものです。
サンプリングの費用対効果を上げたい・効果的なサンプリングをしたいという方にはおすすめの手法といえるでしょう。
ルートサンプリングのメリットは、認知拡大ができるという点にあります。
試供品を配る層に綿密にターゲティングをしているので、見込み客に適格に商品をアプローチできるのです。
また狙いたい層へのアプローチはもちろんながら、これまで商品を知らなかった客にもリーチできるのもメリットの一つです。
ルートサンプリングで認知拡大をうながし、サンプリングが成功すれば購入促進もできます。
決まった場所を利用してサンプル品を提供するため、利用者層を考慮した商品を届けることができます。
サンプル品の例として、学生向けの参考書であれば学校や塾、筋トレ効果を膨らませるサプリメントやプロテインであればスポーツジムなどが挙げられます。
その他にも美容院や書店など、さまざまな場所でサンプリングが可能というメリットがあります。
サンプリングを成功させるためにはターゲット層の特徴を知っておくことが大切です。こちらではターゲット層別の効率的なマーケティング方法について解説していますので、ぜひご覧ください。
いつもと違う商品を購入する際には、「本当に効果が得られるのか不安」な人が多いです。
化粧品などは、一度購入すると長期間使用するものが多いため比較的高額で、「肌に合わなければどうしよう」という悩みもあります。
ルートサンプリングでは実際に商品を試すことができるので、商品の効果や使いやすさを実感した人は「続けて使用したい」と感じるため、購買意欲を高めるメリットがあります。
また、使用してくれた方はSNSなどで発信してくれることもあり、口コミが広まれば「大勢の人が使っているから、一度使ってみよう」と考えてくれる人も増えます。
このようにルートサンプリングを行うことで、販売促進効果を得ることが可能です。
サンプリングで購買意欲向上?!マーケティングにおける返報性の原理
実際に商品を試してもらうので、テレビCMやネット広告で宣伝するよりも効果が得られやすいです。
また、サンプル品はターゲットした場所だと少人数で渡すことができるため、通常のサンプリングよりも人件費もかかりにくいです。
その分商品代のコストはかかることに注意が必要ですが、使用した際の実際の反応を得られるため、効率的に商品の情報を収集することができます。
ルートサンプリングは、商品の需要がありそうな層に向けてサンプリングするわけですから、通常のサンプリングに比べると圧倒的にサンプリング対象者の商品に対する視認性が高く、その後のアクション・購入につながりやすいです。
例えば健康食品であればスポーツジム、化粧品関連であれば美容サロンなど、ルートサンプリングは配るエリアがとても狭く限定的です。
エリアが狭まっているとその分視認率も上がり、高いプロモーション効果が発揮できます。
また、そもそも見込み客が訪れている場所は興味関心のある場所ということになり、興味関心の値も高く、アクションしやすい環境が整っているのです。
例:レッドブル
皆さんもご存じのレッドブル。レッドブルの宣伝カーが街やイベントに現れレッドブルを配布している光景を見たことがある人は多いと思います。
レッドブルは運動や疲れた時に元気を出すエナジードリンクとして有名だと思います。
そういった意識づけを行うために運動関連のイベントや、大学祭などに積極的にサンプリングを行っているそうです。
疲れた時、汗をかいたときに現れるインパクトのあるレッドブルカーでお客様にレッドブルの印象をより鮮明に残すことができるのです。
ルートサンプリングのデメリットについても併せて確認しておくことをおすすめします。
メリットとデメリットを両方把握したうえでルートサンプリングの活用をしていきましょう。
こちらの記事でデメリットについて解説していますので、是非確認してみて下さい。
サンプリングをしても受け取ってもらえなければ、意味はありません。
サンプンは受け取ってもらうことにより、実際に使ってもらえはじめてそのサンプルの商品の良さを実感し、知るきっかけとなるからです。
受け取る確率を上げるには「配布時間・配布場所・配布するタイミング」がカギとなります。
例えばビジネスパーソンをターゲットとしている場合、配布時間は忙しい通勤ラッシュではなく、落ち着いた帰宅時間帯で、配る場所は通勤で使う駅周辺やオフィス周辺などが望ましいです。
そのほか学生がターゲットであればキャンパス周辺、主婦層であればスーパー周辺など、ルートサンプリングならではのターゲティングが重要となります。
詳しいサンプリングのコツについては下記記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
いかがでしたでしょうか。
本記事を読んでいただくことで、ルートサンプリングを実施するメリットについてご理解いただけたと思います。
実際に商品を使用してもらえることで、販売促進に繋がるだけでなく、実際の反応も調査することができ、改善点も得ることができます。
商品を開発した際は、ルートサンプリングを上手に活用して効率よく販売しましょう。
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株式会社エンジン
代表取締役 常盤 亮太
世の中の原動力となるような会社にしたい。
その想いから社名を「エンジン」と名付けました。
また、人と人の縁を大切にし、仁義を重んじること。
そして、円陣が組めるくらい、そんな人間の集団を創っていくこと。
そんな想いも込めています。
当社では、企業=人という考え方が根底にあります。
世の中の原動力となるような会社は当然ですが素晴らしい企業であり、
素晴らしい企業であれば、素晴らしい人間の集団であると思っています。