あちこちで配られたり、ポストに入っていたりと、日常生活においてチラシを見かけない日はありません。しかし、このデジタルの世の中で、チラシは効果があるのでしょうか?
この記事では、チラシが持つ宣伝効果や、チラシを作る際のポイントを解説します。デジタル広告では手落ちになってしまう部分をカバーできるチラシの力に驚きますよ。
広告には、大きく分けてオンラインのもの(デジタル)とオフラインのもの(アナログ)があります。
オンライン広告は、主なものとして検索連動型広告(リスティング広告)、ディスプレイ広告、ビデオ(動画)広告、成果報酬型広告があります。オンライン広告のメリットには「予算に合わせて出稿できる」「費用対効果が高い」「多くのユーザーにアプローチできる」「PDCAを回しやすい」などがあります。電通株式会社の調査「2021年 日本の広告費」によれば、2021年のオンライン広告費は2兆7,052億円であり、初めてマスコミ4媒体(テレビメディア・新聞・雑誌・ラジオ)広告費を上回ったとされます。
インターネットが普及して、誰もがスマートフォンやパソコンなどを通じてインターネットを見るような時代において、オフラインの広告は流行らないのではないかと思われがちですが、そんなことはありません。実際に、今でも私たちの家のポストには毎日何かしらのチラシが投函されています。なぜチラシが投函されるかと言えば、効果が見込めるからに他なりません。
「チラシ」は古典的でありながら、現代でも十分に訴求効果の高い広告手法であると言えます。
チラシを活用するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
1つ目は、「高い信頼性」です。紙媒体であるチラシは、一度印刷をすると、後から誤字脱字の修正をするのは難しいため、印刷前に厳しくチェックが行われます。そのため、掲載情報の誤りが未然に防がれ、信頼性の高い内容となります。
次に、「何度も読み返すことができる」ことです。紙媒体だからこそ、気になったものは残しておいて、後から読み返したり、場合によっては持って出かけたり、調べたりすることも可能です。
最後に「低コストである」ことです。印刷をするのに?と思う人もいるかもしれませんが、昨今では印刷コストもだいぶ下がってきています。また、パソコンが普及し、初心者でも扱いやすい画像編集ソフトも増えました。自分で原稿データを作ることでもコストは抑えられます。
チラシならではのメリットがいろいろあることはわかりました。では、チラシはどんな集客に向いているのでしょうか。
1つ目は、「エリア限定の宣伝」です。例えば不動産の広告で、「〇〇小学区の土地を探しています。売却予定があれば是非当社へ!」といったものを見たことはありませんか。〇〇小学校の土地を探しているのに、〇〇小学校以外の校区の人に訴えても、〇〇小学校学区の土地を売却してもらえる可能性は低いです。
実際に、〇〇小学校学区に建っている戸建てを狙ってポスティングすることで、〇〇小学校学区の土地を持っている人に届く可能性が高くなります。この他にも、新規オープンのスーパーなど、狙った地域に向けてピンポイントで発信したい場合には、チラシは有効な手段といえるでしょう。
インターネットが普及している世の中とはいえ、インターネットを利用していない人もいます。インターネットを利用していない人には、いくらネット上でオンライン広告を流しても届きません。
たとえばインターネットをあまり利用しない中高年層をターゲットにアプローチするには、チラシが効果的であると言えます。
場合によっては、チラシのメリットの方が大きいケースもあるということがわかりました。しかし、以下のような場合には、オンライン広告のメリットの方が大きく、チラシは不向きとなるでしょう。
まずご紹介するのは、「属性を絞ったアプローチ」です。オンライン広告では、Google やYahoo!が提供する検索エンジンの検索結果ページにおいて、ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を掲載するリスティング広告という手法があります。ユーザーが検索したキーワードは、興味関心があるから検索した可能性が高く、属性を絞ったアプローチには向いています。また、インターネットの広告は、性別や年齢層といったユーザー属性によって、表示するしないの設定を変えることができます。
一方のチラシは、居住エリアでの限定はできても、そこに住んでいる人がどんなことに興味関心を持っているかまではわからないので、属性を絞ったアプローチには不向きです。
また、全国的な広告宣伝にはチラシは不向きです。チラシは紙媒体なので、刷れば刷った分、印刷費や紙代がかかります。一方のインターネット広告は、広告データさえ作ってしまえば、表示するのにはさほど費用はかかりません。対象者の規模が大きくなればなるほど、費用対効果はインターネット広告の方がよくなります。
ここからは、チラシで効果的に集客効果を高めるためのポイントをご紹介します。
1つ目のポイントは、ターゲットやエリアを限定することです。みんなを対象とすると、内容の薄い広告になってしまいます。顧客のペルソナ像を考え、それに向けてチラシを作りましょう。
チラシを作る際には、以下の5W1Hを意識しながら作りましょう。
誌面もすっきりし、見やすく仕上がります。
ポイントの3つ目は、「目立ちやすいデザインを意識する」ことです。
チラシはとにかく消費者に読んでもらわなくては意味がないので、他のチラシや配布物と差別化をする必要があります。
文字の配列のヒントに「Zの法則」があります。印刷物などを読む時の人間の目の動きに着目した結果、横書きの場合、人間の目は次のように動いていることがわかりました。
目線の動きがローマ字のZのような形をしていることから、Zの法則と呼ばれており、この性質を利用することで、すっきりと整理された印象のチラシを作ることができます。
また、試供品やクーポン券をつけるなどすると、読まれずにそのままゴミ箱に行く確率は低くなります。
PDCAサイクルとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)を回していくことを指します。チラシの配布計画を立て(PDCAのP)、チラシを作成し配布したら(PDCAのD)、反響率を計算しましょう。
反響率は、配布したチラシやフライヤーに対する反応の割合を示す指標で、次のような計算で算出できます。
(顧客から問い合わせやクーポン利用などがあった数)÷(チラシの総配布数)×100
何をもって反響とみなすかは難しいところですが、チラシを配布したり、ポスティングしたりしたら、必ず反響率を計算し、思い通りの結果が出たか、出なかったとしたら何がよくなかったのか見直しましょう。
チェック(PDCAのC)の観点は、以下の通りです。
その上で、次のような視点で改善策を策定しましょう(PDCAのA)。
PDCAサイクルを回していくことで、より自社に合ったチラシの配布の仕方ができるようになり、費用対効果も上がっていきます。
チラシ作成にかかる費用の目安としては、A4サイズ・片面フルカラー・100部で4万円から12万円程度、B3・両面フルカラー・100部で15万円から25万円前後となっています。
内訳としては、デザイン費、印刷代、紙代です。凝ったデザインにすると、その分デザイン費がかかりますし、一からデザインを依頼してもその分デザイン費は上がります。
コストを抑えるためには、ラフ案を持参する、文面の原稿を用意する、などがあります。また、納期に余裕を持って早めにオーダーすることで、印刷会社によっては割引がきくところもあります。
チラシ作成にあたっては、いくつか注意点があります。ここでは、その中から2つお伝えします。
まず、内容の校正はきちんと行いましょう。「プロに頼んだのだから大丈夫」などと軽く見たりせず、誤字脱字や、掲載されている情報に誤りがないかどうかを確認してください。万が一ミスが判明した場合、刷り直しの費用は依頼者側が持つことになります。
もう一つは、著作権に気をつけましょう。著作権とは、作品を制作したものが有する権利のことを指します。インターネット上から持ってきた画像などは、「著作権フリー」かつ「商用利用可」でないと広告には使えません。それを知らず、人気キャラクター等のイラストを使ったり、よその広告のキャッチコピーをそのまま使ったりしてトラブルに発展するケースが増えています。
デジタルの時代にも、チラシにはチラシならではの利点があるということがわかりました。特に地域を限定したり、インターネットを利用していない層へのアプローチには効果があるといえます。
チラシを作り、PDCAサイクルを回し改善点を直していくことで、チラシの効果は上がっていきます。効果的なチラシを作って、売上アップに貢献しましょう。
他にも幼稚園・保育園イベントや幼稚園・保育園モニタリングを行っているのでぜひご覧ください。
株式会社エンジン
代表取締役 常盤 亮太
世の中の原動力となるような会社にしたい。
その想いから社名を「エンジン」と名付けました。
また、人と人の縁を大切にし、仁義を重んじること。
そして、円陣が組めるくらい、そんな人間の集団を創っていくこと。
そんな想いも込めています。
当社では、企業=人という考え方が根底にあります。
世の中の原動力となるような会社は当然ですが素晴らしい企業であり、
素晴らしい企業であれば、素晴らしい人間の集団であると思っています。