社外向けのイベントを開催する際にかかる料金の相場と内訳

2021.10.23

企業が商品のPRやセミナーなどの社外向けイベントを行う場合、会場を押さえたり人件費がかかったりと細かい部分で料金が発生します。
そのため、事前に何にどれくらいの料金がかかり、トータルでどの程度の予算が必要なのかを把握しておく必要があります。

そこで今回は、イベントを企画・開催する担当者様向けに、社外向けイベントの開催でかかるトータルの料金相場と、その内訳を細かく解説していきます。

イベントの開催でかかる料金の相場と内訳

社外向けイベントにはいくつか種類があり、それぞれで開催するにあたっての料金の相場が異なります。
以下に、4つの社外向けイベントを開催する際にかかる料金の相場をまとめました。

上記の料金は、規模や講演料・PR演出のクオリティなどによっても大きく変動します。
ここからは、イベント開催にかかる料金の内訳を項目ごとに紹介していきます。

商品やサービスのPRを行うのであれば、会場でスクリーンに映し出す用の映像やコンテンツを制作しなくてはいけません。

自社内で制作する場合であれば人件費のみしかかかりませんが、手間の削減とクオリティを考えて広告代理店に制作を外注するケースもあるでしょう。
その場合であれば、外注費用として15～25万円前後の制作費がかかります。

また、その他当日の案内やパンフレットの作成なども含めるとトータルで30～50万円前後が商品PR費用の相場となります。

社外向けイベントで欠かせない会場のレンタル料金は、イベントの規模によって大きく変動します。
規模が大きいほどに動員数の見込みが増えて広い会場を借りなければならず、立地のよい都心であればさらに料金は高くなります。

規模と会場のレンタル料金の目安としては、都心で200名規模の貸し会議室であれば1時間10～15万円ほどが相場になります。
1,000人規模のイベントホールともなると、会場費だけで80～120万円かかりさらにオプション料金が上乗せされますので、その点は理解しておきましょう。

人件費は、イベント当日配置するスタッフだけでなく講演料やゲストの出演料などイベントに関わるさまざまな人にかかる費用です。
遠方から招く場合は交通費や宿泊費を負担する必要もあり、運営を外注業者に任せるのであればその分の人件費も必要になります。

人件費の相場は、運営を取り仕切るディレクターであれば1日3～4万円ほど、運営スタッフは1日15,000～22,000円となります。
また、照明や音響などの専用の機材を扱う場合は別途技術スタッフへの人件費もかかります。

広告宣伝費は、イベントを告知するために事前に周囲に宣伝する際にかかる料金です。
低コストで運用できるSNSでの周知から、デザイン会社に依頼してポスターやDMを制作するといったさまざまな手法があります。

広告宣伝費は手法によって大きく料金が異なりますが、DMとポスターをデザイン制作から外注する場合は、5～20万円ほどが相場となります。

いかがでしたでしょうか？
社外向けのイベントを開催する際にかかる料金の相場は、イベントの規模によって大きく変わってきます。
特に会場費や人件費などは規模に左右されやすく、最低でも40～100万円ほどはかかると見ておくとよいでしょう。

イベントの開催は非常に工数が多いため、自社のみでやりきることが難しいです。
そのため、外注業者に企画やサポートを依頼することも検討するといいでしょう。